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理学療法士がセクハラで訴えられないために

全理学療法士向け
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こんにちは、まめたです。

10年前と比べると、日本におけるハラスメントへの問題意識ははかなり高まっている。それは医療業界においても同じであり、職場における先輩-後輩間や、職員-患者間でのセクハラやパワハラへの意識も高まっている。

理学療法士は患者さんの身体へ触れることがとても多い職業である。むしろ、患者の身体に触れないと仕事として成り立たない。しかし、最近では理学療法士がわいせつで訴えられるような事件も発生しており、当職場でも過去に「担当の理学療法士に胸を揉まれとても不快だった」という趣旨の投稿が無記名で行われたことがある。担当であった職員は意図的ではないようであったが、意図的ではないにせよ相手にそのように感じさせてしまうこと自体がアウトである。そのようなことからも、事の重大性についてひしひしと感じている次第である。今回は、そんな外来リハビリにおけるセクハラやわいせつで訴えられないための工夫について考えたい。

※今回の記事は、外来リハビリにおいて事例が最も多いと思われる女性患者さんへの対応に限定して話を進めております

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患者から訴えられないための工夫

女性患者を男性スタッフが担当しない

まずは担当を決める際にフィルターをかけ、そもそもセクハラなるものが起こらないようにするのが大前提である。女性患者と記載したが、『実際は40歳くらいまでの女性患者』については女性スタッフが対応するようにしている。また、新規の女性患者さんについては『担当の希望があるか』を確認するようにしている。

上記内容を達成するためには、スタッフの男女比がとても重要であり、外来から異動があった際には同性者が外来へ異動するよう交渉している。ちなみに当外来リハビリスタッフの男女比は1:1である。

女性患者の疾患の部位に留意する

スタッフの男女比を工夫しても、患者層や新規患者のタイミングによってはどうしても女性スタッフが対応できないケースがある。そのような場合は、肩関節や股関節といった疾患は避け、より遠位の手関節や膝関節、足関節の疾患を男性スタッフには担当してもらうようにすることが多い。

リハビリに対する説明と同意を得てから触れる

もちろん、手関節や膝関節の疾患であっても、胸郭や股関節にも課題があり、そこに対してアプローチする際に、胸の近くや下腹部、股関節の内側などきわどいところを触れる可能性があることも事実である。そのような時には必ず説明と同意が必要と考える。例えば、小胸筋を触る際には、どのようなことが目的でどのあたりを触るのかを伝え、同意を得てから触っていく。

その際に、口では「大丈夫です」と言いつつもあまり良くない反応をされている方がいたら、一度止めて別のところからアプローチすることも必要と考える。

露出部位に配慮する

リハビリ中には患部や動作の確認のため、患部を露出してもらうことがある。また、電気治療の際に導子をつけるために、肩や腰部をまくって下着が見えそうになる、ズボンをまくって膝が露出するなどはよくあるケースである。そのような場合にはバスタオルなどを事前に準備しておき、上からかけるような配慮が必要であると考える。

また、超音波などはジェルを使用するため、バスタオルなどで露出部位を周囲から見えなくすることができない。そのような場合は、カーテンなど目隠しができるような場所を使用したり、可能であれば個室を準備するなども検討する必要があると考える。

難しい場合は別のスタッフにお願いする

患者さんのキャラクターやスタッフとの関係性にもよるが、こちらとしても触れるにはどうしても抵抗があることがある。例えば背中に電気をあてるために衣服の中に手を入れる必要があったり、超音波をあてるために股関節部を露出しないといけなかったりする場合である。そのような時は、女性スタッフにその部分だけをお願いする。患者と理学療法士がお互い気持ちよく関わるにはそのような配慮ができると良いのではないかと考える。

言動に注意する

当たり前であるが、標準体重を上回っている患者さんに直接的に体重の話をするのは、相手を不快にさせるリスクがある。

あとは、患者さんの身体に触れる際に、『治療しています』という顔で触れた方が良い。もちろん許可をとった上でのことではあるが、ヘラヘラしながら触れる(特に胸の付近や股関節付近など)と当然ながら相手は不快に感じるだろう。

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まとめ

今回は若い女性患者に対して、セクハラやわいせつととられないように、いかに工夫して日々の臨床を過ごせば良いかについて書かせていただいた。

とはいえ、当外来スタッフでも女性患者に対して、平気で下着が見えるぐらいまで下衣を下げている様子を見かけ、指導したケースがある。「これ大丈夫かな?」と疑問に思わずにやってしまうスタッフがいるのである。

相手を不快にさせないというのは大前提として、自分の身を守るためにも、できるだけ配慮していくことをお勧めしたい。

この記事を書いた人
まめた

悩める中間管理職
外来勤務

全理学療法士向け
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おっさん理学療法士はこう考える

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