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雑談と信頼関係

全理学療法士向け
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こんにちは、まめたです。

2019年12月頃、武漢で発見された新型コロナウィルス(以下、コロナ)は世界で猛威を振るった。今まで当たり前であったことが当たり前でなくなり、今後の行方に少なからず不安を抱いたことを覚えている。しかし、そんなコロナも2023年に5類となり、様々な規制が緩和された。このブログを書いている2023年12月は、コロナが発見されてから丸4年である。今回は、そんなコロナにより影響を受けたであろう職場でのコミュニケーションについて考える。

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コロナ禍のコミュニケーション

コロナ禍になる以前までは、休憩室で食事をしたり、雑談をしたり、スマホでゲーム対戦をするなど、当職場でもそれなりに自由度の高いコミュニケーションがされていた。

しかし、コロナ禍になってからは、食事中は対面に座らずに壁を向いて食事し、食事中の私語はもちろん禁止、休憩室は密になるためマスクをつけていたとしても自分の車で休憩したり、仕事に戻るという状況であった。仕事以外の場面でも飲み会など開くことは難しく、コミュニケーションをとる機会が極端に減った。

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コミュニケーションの”量”が信頼関係に影響

コロナ禍においても、職場では仕事についてのコミュニケーションは誰しもがとっているだろう。しかし、仕事についてのコミュニケーションは報告・連絡・相談や仕事の依頼、指導などが多いのではなかろうか?そこには相手の背景が見えにくいという欠点がある。

仕事とは関係のない他愛もない雑談が、相手の背景を形づくり、人となりを形成するのである。

少し想像してみてほしい。同じ職場の人間でも、普段から親しくしているAさんと、世間話などもしないBさんがいた時に、職場で意見が食い違った際、自分の考えや本心を伝えやすいのはどちらだろうか?

私はAさんであると考える。仕事以外でも親しくしているということは、同じ時間や空間を共有することが多いため、お互いの信頼関係ができている可能性が高い。真面目な仕事の話だけでは、相手をみる幅が狭くなるのである。

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退職動機ランキング

日本労働調査組合が調査した『仕事の退職動機に関するアンケート調査』(2021年)では、退職動機の1位が「職場の人間関係」(38.6%)&「評価・待遇に不満」(38.6%)という結果であった。

「職場の人間関係」を作るのはコミュニケーションである。2021年はちょうどコロナ禍であり、世間話をする機会が少なかったのかもしれない。ちなみに、元々悪い印象の人に頻回に話かけられるとイライラするため、空気は読んでいただきたい。

雑談のすすめ

広辞苑で『雑談』と引いてみると「さまざまの談話。とりとめのない会話。」と出てくる。つまり何でも良いのである。今日の天気でも、昨日食べた晩ごはんの話でも、自分の趣味の話でも、yahooニュースについてでも。

もちろん質の高いコミュニケーションは大切である。その人の考え方や哲学に触れることができ、意見交換なんてできれば人生の価値につながるかもしれない。しかし、いきなり「あなたの人生の哲学を教えて下さい」なんて聞かれれば相手もびっくりするだろう。

まずは、話かけることから始めてみよう。

まとめ

今回はコミュニケーションの量に着目し、仕事以外の他愛もない話をすることが大切であると書いた。職場で飲み会を開き、普段できない会話をゆっくりするのも良いだろう。

ただし、皆さんは大丈夫かと思うが、私も含めて勘違いしてはいけないのは、セクハラやパワハラめいた発言、”いじる”と称して相手を不快にさせる言動である。これらには十分気をつけていただきたい。あくまで、相手の背景や人となりを知り、信頼関係を築く第一歩なのだから。

この記事が何かのきっかけになれば幸いである。

この記事を書いた人
まめた

悩める中間管理職
外来勤務

全理学療法士向け
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