ツッコミ「どうもーどうも、〇ルクボーイですー」
ボケ&ツッコミ「お願いしますー、ありがとうございますー」
ツッコミ「あー ありがとうございますー、ねっ、今、『軸の部分がゆるゆるで誰も手に取らない角度計』をいただきましたけどもね」
ボケ&ツッコミ「ありがとうございますー」
ツッコミ「こんなんなんぼあっても良いですからねー」
ボケ「一番良いですからね」
ツッコミ「ねー有り難いですよ、ほんとにね」
ボケ「入れておきましょう」
ツッコミ「ゆーとりますけどもね」
ボケ「いきなりですけどね、うちのオカンがね、好きなリハビリの手技があるらしいんやけど」
ツッコミ「あ、そーなんや」
ボケ「その名前をちょっと忘れたらしくてね」
ツッコミ「好きなリハビリの手技の名前忘れてもうて、どうなってんねんそれ!」
ボケ「でまあ色々聞くんやけどな、全然分からへんねんな」
ツッコミ「分からへんの?いや、ほな俺がね、おかんの好きなリハビリの手技の名前、ちょっと一緒に考えてあげるから、どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ」
ボケ「あのー、筋肉を揉んだりさすったりして気持ち良くする手技やって言うねんな」
ツッコミ「おー……『マッサージ』やないかい。その特徴はもう完全にマッサージやがな」
ボケ「マッサージなぁ」
ツッコミ「すぐ分かったやん、こんなんもー」
ボケ「でもこれちょっと分からへんのやな」
ツッコミ「何が分からへんのよ」
ボケ「いや俺もマッサージと思ってんけどな」
ツッコミ「いやそうやろ?」
ボケ「オカンが言うには、患者さんからの評判はいまいち良くない言うねんな」
ツッコミ「あー…ほなマッサージと違うかぁ。マッサージはね、患者さんからの人気絶大なんやから。患者さんどころか全人類大好きなものなのよあれ」
ボケ「そやねん」
ツッコミ「マッサージなしでリハビリ終わったら、面と向かって言われんくても『あれ?マッサージはないの?』みたいな感じを節々に出されるんやから」
ボケ「そやねんな」
ツッコミ「な?そんなん効果があろうがなかろうが、気持ち良いという一点だけでマッサージは患者さんからの人気絶大なんやから」
ボケ「そやねんそやねん」
ツッコミ「マッサージってそういうもんやから、ほなマッサージちゃうがなこれ」
ボケ「そやねん」
ツッコミ「あれほなもう一度詳しく教えてくれる?」
ボケ「なんでか知らんけど理学療法士はマッサージって言いたがれへんらしいねん」
ツッコミ「マッサージやないかい!理学療法士はね、マッサージしてても『マッサージしてる』って言ったらあかん業界独特の空気があんねやから。」
ボケ「そやねん」
ツッコミ「『マッサージしてる』って言うたら『理学療法士はマッサージ屋さんじゃないぞ!』って謎の勢力から怒られるんやから。マッサージやそんなもんは」
ボケ「分からへんねんでも」
ツッコミ「何が分からへんのこれで」
ボケ「俺もマッサージと思うてんけどな」
ツッコミ「そうやろ」
ボケ「オカンが言うには、理学療法士はみんなこぞって練習するらしい言うねんな」
ツッコミ「ほなマッサージちゃうやないかい!ええか?マッサージなんか誰一人きちんと習ったことないんやから。正しいマッサージのやり方なんかだれもわからへんのよ。」
ボケ「そやねんそやねん」
ツッコミ「あんなもんこぞって練習しようもんなら『理学療法士はマッサージ屋さんじゃないぞ』おじさんに目を付けられるんやから。だからしたくてもできひんねん。でもみんなマッサージはやるねん!堂々とマッサージやってるとは言われへんけどマッサージはやるねん!それが理学療法士やねん!もっと練習せえよマッサージ」
ボケ「そやねんな」
ツッコミ「マッサージちゃうがな、ほな、もうちょっとなんか言ってなかった?」
ボケ「やってること一緒やのに色んな呼び方があるらしいねん」
ツッコミ「マッサージやないかい!『リラクゼーション』とか『モビライゼーション』とか『筋膜リリース』とか、あの手この手でマッサージじゃない風を装うけどみんなマッサージや!」
ボケ「そやねんな」
ツッコミ「それもこれも『理学療法士はマッサージ屋さんじゃないぞ』おじさんのせいや!こいつのせいで堂々とマッサージしてるとは言われへんねん。でもなぜか『リラクゼーション』って言うとギリギリ許してもらえんねん。やってることはマッサージでも見て見ぬ振りしてくれんねん。
あんなもんパチンコの三店方式と一緒や!みーんなカラクリ知ってるけどツッコんだらあかん社会のルールがあんねん。マッサージやそんなもん!」
ボケ「分からへんねんだから」
ツッコミ「なんで分からへんのこれで」
ボケ「俺もマッサージと思うてんけどな」
ツッコミ「そうやろ」
ボケ「オカンが言うには、『廃用症候群』にはそれが一番効くいうねん」
ツッコミ「ほなマッサージちゃうやないかい!廃用症候群の患者さんにマッサージしてもなんっっにもならへんがな!廃用症候群の人は朝昼晩とご飯モリモリ食べて、朝昼晩と運動ゴリゴリして、夜ぐっすり眠らな回復するはずないんやから!」
ボケ「せやねん」
ツッコミ「マッサージしてるヒマあったら一回でも立って歩いてせえよ!廃用症候群の人にマッサージして回復するんやったら世の中から歩く人おらんくなるがな!」
ボケ「せやねんせやねん」
ツッコミ「楽して良くなりたいっていう人間の心理と、なんか気持ち良くて体にいい感じがするマッサージは親和性がめちゃくちゃ高いんや。そんな理由だけでマッサージすなよバカタレが!」
ボケ「せやねんせやねん」
ツッコミ「マッサージちゃうがな、ほなもうちょっとなんかゆうてなかったか?」
ボケ「リハビリの時間稼ぎに使われるらしいで」
ツッコミ「マッサージやないかい!3単位分やることないから1単位くらいとりあえずマッサージすんねん。んで患者さんは他の人がやってもうてたら自分もやって欲しいってなんねん。だからやりたくなくてもやらなあかんねん。意味あるとかないとか関係ない、気持ちいいの一点だけでマッサージは人気が衰えへんねやから。」
ボケ「せやねんせやねん」
ツッコミ「これを解決しよう思ったら、いっせーので!で、一回理学療法界から無駄なマッサージをなくして、マッサージなんかしてたら時間もったいないわって雰囲気作らなあかん!運動中心のリハビリに変わってそれが当たり前の空気の中、必要な人だけマッサージしたらええ!それでも無駄なマッサージしてみい?俺は動くよほんま。マッサージや絶対!」
ボケ「分からへんねんでも」
ツッコミ「なんで分からへんのこれで」
ボケ「俺もマッサージと思うてんけどな」
ツッコミ「そうやて」
ボケ「オカンが言うには、はっきり言ってまったく意味ない手技らしいねん」
ツッコミ「ほなマッサージちゃうやないかい!俺さっきからマッサージのことディスってばっかやけどまったく意味ないは言い過ぎやぞ!世の中が思ってるほどの効果はないだけでマッサージも必要な場面は確かにあるんや。そんなんも考えんとなんでもかんでもマッサージすなよ言うてるだけや。他の大事なこととのバランスはとれ言うてるだけや。」
ボケ「そやねんそやねん」
ツッコミ「ほなマッサージちゃうやないかい、ほなもうちょっとなんかゆうてなかった?」
ボケ「『家で奥さんにもやってあげてる?』って聞かれるらしいねん」
ツッコミ「マッサージやないかい!なんでか知らんけどこれ絶対聞かれんねん。この際はっきり言うとくぞ!やってるかー!!マッサージに決まり!」
ボケ「でも分かれへんねん」
ツッコミ「いーや、分からへんことない、おかんの好きなリハビリの手技はマッサージ!もぉ!」
ボケ「でもオカンが言うにはマッサージではないって言うねん」
ツッコミ「ほなマッサージちゃうやないかい!オカンがマッサージではないと言うんやからマッサージちゃうがな!」
ボケ「そやねん」
ツッコミ「先ゆえよ!俺が理学療法界について熱く語ってる時どう思っててんお前!」
ボケ「申し訳ないよだから」
ツッコミ「ホンマに分からへんがなこれ、どうなってんねんもう」
ボケ「んでオトンが言うにはな」
ツッコミ「オトン?」
ボケ「筋力増強訓練ちゃうか?って言うねん」
ツッコミ「いや絶対ちゃうやろ、もうええわー」
ボケ&ツッコミ「ありがとうございましたー」
※理学療法士のマッサージについてはこちらにも詳しく書いています↓
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