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スタッフのモチベーションが上がる関わり方とは?

管理職向け
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こんにちは、まめたです。

前回のテーマである『モチベーションを左右する環境とは?』ではマズローの欲求5段階説の下層にあたる生理的欲求と安全欲求について、理学療法士が直面しやすい痛みやお金などの話題を私なりの解釈でお伝えさせていただいた。

今回はその上層の欲求にあたる社会的欲求と承認欲求ついて考えていきたい。

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社会的欲求

社会的欲求とは、グループに所属するなど社会的つながりを求めることであると私は解釈している。では、病院や施設等に勤務していれば社会的欲求は満たされているかというと、私はそうでもないと思っている。

社会的欲求の本質は、“自分を受け入れてくれている“と感じるかどうかである。

例えば、あるクリニックに勤めていたとする。そこでは、日々淡々と自分の患者さんの理学療法を実施するだけで、スタッフ間でのコミュニケーションが少ない。この場合、“自分を受け入れてくれている”と感じることはなかなか難しいのではないだろうか?

では、どうすれば社会的欲求が満たされるのか?

社会的欲求を満たすには

ある訪問看護ステーションがあったとする。そこはスタッフ間でのコミュニケーションが図れており、何か仕事上のミスがあったとしてもお互いでフォローし合えるような関係性であったとする。このような職場は、“自分を受け入れてくれている”と感じるのではないだろうか。

社会的欲求を満たすのに重要なポイントは、人として尊重されていることと、その前提の上でコミュニケーションがとられているということである。ありきたりかもしれないが、人格を否定したり、陰でスタッフを批判するなどの言動はもってのほかである。お互いが信頼し合えるような関係性のグループに所属することが大切であり、それによって社会的欲求は満たされるのである。

もちろん、職場はあくまで仕事をする場であり賃金を得る場であると割り切って、自分の趣味などによるグループで社会的欲求を満たすこともありだと思う。ただ、管理職としては一緒に働くスタッフが良好な人間関係を築ける土台を準備しておくことは大切であると感じており、そのことはスタッフが安心して働ける職場環境に繋がると考えている。

そういう環境にいることはモチベーションが高まる一因になるのである。

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承認欲求

承認欲求とは、他者から認めてもらいたいという欲求であると私は解釈している。先に述べた社会的欲求が満たされると、次は、“認めてもらいたい”と人は思うのである。最近ではSNSで”いいね”をもらいたいなど、承認欲求について話題に上ることも多くなっている。

ではどうすれば承認欲求は満たされるのか?

承認欲求を満たすには

承認欲求を満たすには“褒める”ことが重要なのである。ただし、なんでもかんでも褒めれば良いという訳ではない。褒め方にも注意が必要である。

私が気をつけているのは、自分がその目で見たことを褒めるようにしているということである。しかも、できるだけ”その時に”である。普段、あまり顔を見かけない上司が褒めても「本当に?」と思われてしまう。そのため、日頃から近くでスタッフを観察することが重要である。そうすることで、自分で見たことをその場で褒めることができる。できるだけその場で褒めることで、褒められた方も何について褒められたのか分かりやすく、正のフィードバックとなりやすいため、その言動が強化されるのである。

そして、定期的な個人面接では、結果を認めることも大切であるが、そのプロセスを褒めることもとても大切である。結果だけを褒めてしまうと、失敗しないように目標を立てることが多くなり、スタッフのチャレンジ精神が下がってしまう。プロセスを褒めると、新たな目標にチャレンジする時もプロセスが認められる経験をしているため、高い目標にもチャレンジできることが多くなる。つまり、プロセスを褒めることでスタッフのチャレンジ精神を向上させ、より良い成長が促せるのである。

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今回のまとめ

今回、マズローの5段階欲求説について、社会的欲求では受け入れてもらえているという安心感、承認欲求では褒めるということが大切であると記載した。これらが満たされることで、モチベーションの向上に繋がる。もちろんここに記載したことが当たり前のようにできているという方もいらっしゃるかもしれないが、私はまだまだできていないと感じている。ある意味自分に向けて書いているのかもしれない。

皆さんの職場はどうであろうか?これを機会に一度振り返ってみるのも良いかもしれない。

この記事を書いた人
まめた

悩める中間管理職
外来勤務

管理職向け
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おっさん理学療法士はこう考える

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